PHPでよく見る7つのソースコード
PHPのソースコードを解読する際に、よく見るあれらの記号達の意味をまとめました。
この記事を読んだ後にはきっと今まで以上にソースコードを解読出来るようになる事でしょう。
定番の$マーク
PHPにおける$マークは変数を表しています。
<?php $abc = 1000; $def = "変数です"; $ghi = "こんにちは";
こんな具合ですね。文字列、数値などの型指定は不要です。
値がコロコロ変わるような移り気なヤツが変数です。定数のような硬派さはありません。
@マーク
PHPでの@(アットマーク)はエラー制御演算子です。@が付いている式でエラーになった場合、戻り値が0(またはNULLとかfalse)になるように制御されるのが特徴です。
よく見かける「Notice: Undefined variable:」みたいなエラーは
- 変数が初期化されていない
- 変数名のスペルが違う
などの場合に出力されますが、@を使うとエラーが出力されないという優れものです。
まぁ根本解決してるわけじゃないからあんまり良くないと思いますが。。。
!は打ち消し。否定。
やだ!きらい!だめ!うざい!など、否定的な構文には!が付き物です。私も何度使われた事かわかりません。残念な事に、PHPでも!は否定の意味を持ちます。ifなどの構文で見かけます。
<?php if($a === $b){ //処理内容 } if($a != $b){ //処理内容 }
こういう具合ですね。上の例は$aも$bも両思いの時の例です。でも、下の例は$aが$bにきらい!って言ってる時の例ですね。つまり、$aと$bが等しくない感情の時です。
ちなみに!は!!とか!!!とか複数並べて使う事もあります。
!!は否定の否定なので、肯定という意味です。きらい!でも好き!みたいな感じですね。
!!!は否定の否定の否定なのでやっぱり否定なわけです。きらい!でも好き!嘘、やっぱきらい!
女心は複雑です。
.(ドット)や.=(ドットイコール)は文字列連結
.や.=という記号が出て来たら文字列を連結しているんだなと思っておけば大丈夫です。
<?php $abc = "デモヤノート"; $def = ".com"; echo $abc.$def; //デモヤノート.comと出力されます。 $def .= "は素敵なブログです。"; echo $abc.$def; //デモヤノート.comは素敵なブログです。と出力されます。
JavaScriptなどの言語では、文字列連結に+を使いますが、PHPの+は足し算になります。
文字列を連結すればソースコードも簡潔になりますね。
:(コロン)の意味
PHPソース内で見かける::(コロンが2つ)は、クラス内で定義されている定数やクラスの静的なメンバー関数、プロパティにアクセスしている記号です。クラスとかメンバー関数とかいまいちわからない方は読み飛ばしましょう(いいのか)
->の意味
矢印のようなこれは、オブジェクト演算子といいます。
クラスは型の宣言で、「new」でクラスを実体化したものがオブジェクトになります。
例えば、クラス内からプロパティにアクセスする場合には、$thisを使いますがこれもよく見かける記述ですね。
$this->プロパティで、オブジェクトのプロパティ変数にアクセス出来るというものです。
先述のコロンもそうですが、クラスとかオブジェクトとかもっと詳しく知りたいという方は、オブジェクト指向を学ぶ事で、より理解出来ると思います。是非勉強してみて下さい。
=>は連想配列
上記の->によく似ていますが、こちらは=と>の組み合わせです。これは連想配列の値を設定する際に使います。配列はわかるけど、連想配列はよくわからないという方は勉強しましょう。簡単に説明すると、キーと値で管理した配列の事です。
以上、よくみる7つのコード例でした。日々勉強ですね。
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